忍び、恋うつつ プレイ完了
Switch版の「忍び、恋うつつ」をプレイ完了しました。
「忍び、恋うつつ」はPSPで一作目が発売され、その後追加要素を入れたVITA版、ファンディスク、本編+ファンディスク追加要素を入れたPS4版、そしてPS4版をそのまま移植したSwitch版と、なかなかに移植を繰り返している乙女ゲームです。それだけ人気作ということなんでしょうか。私はそれまでプレイしたことがなかったので、一本で「忍恋」の全てを網羅できるSwitch版を購入してみました。
いやー、流石に本編+追加要素、ファンディスク+追加要素が入っているのでボリュームの多いこと!ボイスを飛ばしながらのプレイで47時間ほどプレイしちゃいました。
ここ最近プレイした乙女ゲーは15時間ほどで全クリできたので、3倍時間がかかっています。
パッケージから見てわかるように、忍びといってもラブコメディです。重い要素なんてほぼなし。忍ぶ気があるのかと問いたくなるカラフルな忍者たち。
主人公はメロメロの術の使い手で、意図せず攻略対象をメロメロにしちゃうのです。
もうこれだけでストーリーなんてほぼないキャラゲーなのが分かりますねw
ゲームの攻略は選択肢と鍛錬と呼ばれるミニゲーム。メロメロの術を簡単に発動させないように甘い言葉を囁いてもらい、精神を鍛えよう!という訳の分からない理屈のミニゲームですw
最初は主人公に対し、好感度の低かったキャラもプレイ開始30分ほどで好意を抱いたり、とにかくメロメロの術がかかってない状態でもメロメロの彼等。
スマホゲーさながらの軽さなんですが、個人的にサクッと遊べる馬鹿ゲーがしたいと手に取ったゲームなので、なかなか楽しめました。
1人あたりのプレイ時間は短めですが、とにかく攻略キャラが多いので全部プレイするには時間がかかります。
以下、簡単にキャラ別感想でも。
猿飛咲助……お馬鹿で元気系キャラ。ファンディスクのほうで私の地雷に触れてしまい、個人的に好感度が低めです。めげない性格はいいんじゃないかな。
霧隠蔵人……天才だけど貧乏。一番最初にプレイしたキャラですが、王道なキャラだと思います。普段はクールですが、メロメロになると王子系に。攻略キャラの中では常識人なので、彼のルートは安心して遊べました。
由利鎌清……真面目系メガネ。むっつりスケベでメロメロになるとSキャラに。彼と主人公の恋愛は可愛かったです。主人公に興味があるけど理性が踏み止めるんですよね。非常に努力家で紳士であろうとする姿も好感が持てました。
我来也……中二病キャラ。見た目が可愛い系で興味がなかったのですが、彼のストーリーは予想外にのめり込めました。まさかあんな秘密があったとは……!中二病全開の時はなにをいっているか分からなかったので、読まずに飛ばしてましたw
穴山大介……遊び人キャラ。お金持ちでチャラいという、乙女ゲームではありがちキャラ。実は真面目だというとこもありがちです。でも結構好きなキャラかな。医者なのに戦うと強いところも良い。
真田幸影……隠れていない隠しキャラ。プレイ開始早々に重要キャラであり隠しキャラであることが分かる、隠しキャラです。大人げないとこもあるんですが、主人公を大事にしているのが真摯に伝わってきます。武器を構えた立ち絵が特に好き。私の推しキャラかな。
豊臣秀虎……バカ殿。まあ実際は不良のフリをした真面目な良き殿です。包容力がありなかなか良い男ですが、声優さんのインパクトがすごいです。でもよく合ってますw
服部半蔵……口が悪いキャラ。今作はグッドがノーマルしかエンドがないんですが、このキャラのみバッドエンドが存在します。通常時とメロメロ時のギャップがすごく、今作で一番重い過去があるキャラかな。個人的に真田幸影の次に好きなキャラです。
宇喜多義家……無気力キャラ。とにかくどこでも寝ていて、だるだるーが口癖のキャラ。流石にだらしなすぎだろうとイライラしつつも、どこか憎めないキャラでした。
霧隠忠人……弟ワンコ系。天才である蔵人の弟です。素直な性格で可愛いんですが、正面立ち絵の姿がどうしても馴染めず……。斜め立ちのときはカッコ良いのに、正面になるとめちゃくちゃ幼いんですよねー。勿体ない。
総勢10人が攻略キャラです。みんな個性的でキャラはなかなか良いんですが、ストーリーがないに等しいのと、スチルが安定していないのが難点です。立ち絵はカッコ良いのに、スチルになると誰!?状態になったりします。
頭空っぽの状態で馬鹿ゲーがしたいなぁっていう人にはオススメできますね。逆に、アドベンチャーならストーリーを楽しみたい!という方にはまったくオススメ出来ないです。
フルプライスのゲームではありますが、ボリュームがあるのでコスパは良いですね。
気になる方は是非!