(腐) 東京24区祈 プレイ完了
BLゲームの話題なので、苦手な人は回れ右をお願いします。
Switchで販売されている東京24区祈をプレイ完了しました。
原作はPCで販売されている成人向けBLゲームで、Switch版は成人要素をマイルドにした作品となっています。一応17歳以上対象商品なので、性的なことを匂わす描写がありますが、家庭用ゲームなのでその辺りはかなりあっさりしていました。とはいえ、東京24区は政界を舞台にしたお話なので、やはりある程度の年齢でないと難しいとも思います。
個人的に、めちゃくちゃ面白かったです。
元々PC版が発売された当時から気になっていたのですが、我が家のPCはかなり古く、起動するのが億劫なのでスルーしていました。Switch版が発売されるということで体験版をプレイし、面白かったので購入を決意。買ってよかったと思える作品でした。
ストーリーとしましては、国際的イベント(オリンピックみたいなものかな?)を自国開催まで3ヶ月に迫ったある日、東京のスクランブル交差点で自爆テロが発生。事件解決、日本に対する安全面を疑い始める諸外国、そしてテロに巻き込まれた被害者たちにどう支援するか、などを新人議員である主人公たちが、それぞれの矜持に従い立ち向かって行く姿を描いた作品です。
それぞれの攻略キャラによってがらりとストーリーが変わるので、周回するのも苦ではなく、20時間ほどでクリアしてしまいました。
各キャラの感想を下に繋げていきます。
キャラ名の漢字が難しく、変換しにくいためカタカナで表記していきますね。
タデマル カズキ(主人公の秘書)
全キャラクリア後に攻略可能な彼。事件の真相ルートなため、一気にプレイしてしまいました。
彼自身、病的なほど主人公が好きなので他キャラルートで病んだ姿を見せていましたが、彼のルートでは比較的まともだったかなと。ときおり関西弁になるのがギャップで好きです。
最後の選択肢でエンディングが変わり、どちらもグッドエンドに違いはないのですが、好みとしたら盟友エンドのほうかなぁと。
トウゴウ アスマ(主人公の後援会。テロ被害者)
個人的に第一印象からイメージがガラッと変わったキャラです。すごく嫌な奴というイメージだったんですが、精神的に脆く、どこか幼さも残っているような、BL的なキャラだなぁと思いました。
テロに直接巻き込まれ、父親が重症を負った彼は、一つのルートでは可哀想なくらい病んでしまいます。見ていて辛かった。
もう一方のルートでは被害者支援に尽力する主人公に強力していく形となり、自身の恋愛観や兄弟との確執に立ち向かって行くストーリーになりました。今作の中では恋愛色強めなキャラかな。
シラス タケミ(東京都知事)
私の推しキャラ。唯我独尊なキャラです。彼のストーリーはテロ事件より前に起こった、自衛官自殺事件がメインとなります。
二つのルートどちらとも恋愛色が弱めで、恋人というより互いを高め合う好敵手といった感じがありました。もちろん、恋人っぽい雰囲気になるときもあるんですが、大人の関係というか、甘々してなくて格好良かったです。
惜しむのは今作の要であるテロ事件とあまり関わらないことかなぁ。彼がテロ事件にどう立ち向かうのか見たかったです。
アガツマ タイガ(主人公のSP)
公安警察官のキャラ。主人公より体格の良いキャラなんですが、M気質。従順な犬です。
一方のルートでは主人公のSPを外れ、テロ事件と関わりがあると思われる場所に潜入調査します。そこで見た現実に、政治家である主人公は自分に何ができるかを考えていくストーリーでした。
もう一方は主人公のストーカーの話。SPとして身体を張って主人公を守るストーリーです。こちらはテロ事件とあまり関係なく、タイガの犬っぷりが堪能できるかなと。
こんな感じの感想になりました。攻略キャラは4人しかいないのですが、真相であるタデマル以外は2ルートあるので、ボリューム不足には感じなかったです。
政界BLということで、今までプレイしてきたBLゲームよりも恋愛面はかなり薄かったんですが、個人的に甘いラブストーリーよりも男同士の矜持だったり、対等な関係だったりが好きなので、とても良かったです。シラスルートとかは久しぶりに「私が好きな関係はこういうの!」と感動したくらいですww
甘いストーリーが好みの方には合わないと思います。BLとしても異色です。ただ真相ルートに至ったとき、色々考えさせられると思います。
少しでも気になったらプレイしてもらいたい作品です。
体験版もありますので、試しにいかがでしょうか。