積んだら崩せ!

ゲームと本が好き!だけどほとんど積んでます。

Root Film プレイ完了

Switch版の「ルートフィルム」をクリアしました。

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パッケージの裏には本格推理アドベンチャーと記載されています。本格推理……かはちょっと分からないのですが、私は面白かったです。

 

前作のルートレターは体験版をプレイして合わなかったので、製品版はプレイしませんでした。

 

ルートフィルムは製作当初から雰囲気が好きで気になっていたんです。ルートフィルムも体験版があったので遊んでみたのですが、最初は面白いけどセール待ちでいいかなと思っていました。個人的に目新しさがないと感じたんです。

ですがその後、複数の良い口コミを見て、これはプレイしなければ!と買ってしまいましたw

最後まで飽きずにプレイ出来たので、私には合っていたのだと思います。

 

本作は島根が舞台なのですが、現実にある場所で事件が起こるせいかテレビドラマを見ている気分になりました。

お話の雰囲気も火曜サスペンス劇場みたいだと思います。キャラは漫画的ですが、そこまで現実と逸脱していると感じませんでした。どのキャラも嫌味がなく、特に主人公の相棒とも呼べる曲愛音というキャラは可愛かった。

 

表紙に載っている二人が主人公なんですが、最初はなぜダブル主人公にしたのか分かりませんでした。お話も八雲編が5話でリホ編が2話。リホ編はおまけなのかと思いました。

ですが謎が繋がる後半。物語は一気に加速します。ドラマみたいでなんの繋がりもないと感じていた序盤や何気ないキャラ。それらが後半で繋がり、物語の全貌が明らかになります。そしてリホ編の謎も……。

後半からが真骨頂ですね。本当に面白かった!うまくストーリーを組み立てているなぁと思いました。無理なく綺麗にまとまって終わるし、良い映画を観た気分になります。

グラフィックもアドベンチャーゲームの中ではかなり良質じゃないでしょうか。背景や奥行きをうまく利用して臨場感をつけていると思いました。

 

ただ勿体ないのはゲームとしての難易度、ボリューム、価格かな。

はっきり言って難易度はないに等しいです。犯人を追及する場面はありますが、めちゃくちゃ簡単で推理する場面がありません。ここがパッケージに書かれている本格推理とは思えないところ。推理は主人公がしちゃうんですよね。プレイヤーは当てはめるだけ。しかもめちゃくちゃ簡単なものを。17才以上を対象にしたゲームでこの難易度はいただけない。

あとはボリュームと価格が見合ってないかなぁ。公式が公表しているクリアまでのプレイ時間が15時間。私がクリアにかかった時間はそれより少ない13時間ほど。ゲームとしてはボリュームが無い部類です。それでも価格はフルプライス。定価は7000円超えかな?クオリティは高いですがちょっと高いかなぁと。

このボリュームだと5000円前後くらいだと個人的に思いました。この辺りがちょっと勿体ない。

 

最近では推理アドベンチャーゲームが発売されることが少なくなっていて、今作のようなゲームが発売されたのは嬉しい限りです。手放しでオススメできるゲームではないかもしれませんが、ミステリ好きなら楽しめるゲームだと思います。続編が出たら買っちゃうかなぁ。

気になる方なら買いなゲームかも。