なぜ、生きているのかと考えてみるのが今かもしれない 読了
辻仁成さんの「なぜ、生きているのかと考えてみるのが今かもしれない」を読了しました。
これは辻仁成さんのエッセイ?……日記をまとめたものになります。
辻仁成さんの本が好きです。ポジティブな言葉だったり、ささくれだった心の慰め方など、前向きに生きていける考えを教えてくださるので、Twitterもフォローし、毎日見ていたりします。
父と子の2人暮らし。しかも異国で暮らしている辻仁成さんの見聞は広く、勉強になることも多々。そんな作者でも今まで体験したことのない感染症のパンデミックという危機に対し、どう考えて生きていこうとするか。それが綴られていました。
辻仁成さんは私とは真逆のベクトルを持つ方なのだとつくづく思いました。
コロナ禍において生きることについて考えた辻仁成さん。私は今まで生きることを考えたことがありませんでした。その逆の、死ぬことや死についてならしょっちゅう考えてしまいます。
別に悲観して死について考えているわけではないので、私の根っこが辻仁成さんとは違う方向に向いているんだなぁと思いました。
だからこそ憧れて、触れてみたくなって、この作者の本を手に取るのかもしれません。
子について悩み、コロナ禍で生きることについて考える作者。良い父ちゃんだなぁと思います。
私と同じように生きることでなく、死についてばかり考えてしまう方。子育てに悩んでいる方など、一度読んでみてもいいかもしれません。
生まれて初めて、生きていることについて考えてみようかな。