さらに、やめてみた。 読了
わたなべぽんさんの新刊、「さらに、やめてみた。」を読了しました。
やめてみたシリーズの最新刊です。コミックエッセイなので非常に読みやすい。
私はわたなべぽんさんのファンで、発売されている本はすべて読んでいます。中でもやめてみたシリーズは特に好きで、今作も発売を楽しみにしていました。
感想としましては、一巻二巻ほどの驚きや発見は少ないものの、ぽんさんらしい本でした。
やめてみたシリーズは固定概念に囚われず、生きやすいように色々やめていくお話です。
今作は生活の中でやめてみたものより人にまつわるものでやめてみたものが多かったかな。
サークル活動の話とかは参考になりました。
ただ、遅刻魔の友人の話はとてもモヤモヤしました。遅刻魔の友人に合わせて時間厳守はやめてみた、というものです。
走るのが苦手な人がいるように、時間を守るのが苦手な人もいる。この考え方は目から鱗でした。確かにそういう人もいるだろうし、その人は大変だなとは思います。
ですが、走ることが苦手なのは他人に迷惑にはなりません。時間を守れないことは迷惑になります。そこは区別すべきです。
友達の集まりに毎回遅刻する人だって、会社には毎回遅刻しませんよね? どうして会社でできることが友人の集まりではできないんでしょう。友人に対して甘えがあるか、軽んじているんではないでしょうか? 友人たちは遅刻するたびに怒っているので、甘えられて迷惑になっています。お店でご飯を予約していたら、お店の人にも迷惑になります。
ぽんさんは時間厳守をしないというやり方で遅刻魔の友人と付き合っていくことを決めます。こんな友人が一人いてもいいかもしれない、と。私には友人の都合の良い人になっているだけの気がして、モヤモヤが止まりませんでした。
あくまでこれは私の感想なので、時間厳守をしないというのが合う人もいると思います。
ぽんさんの漫画は絵柄もお話もほんわかしていて可愛いので、オススメです。