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凶悪 ある死刑囚の告発  読了

最近とても暑いですね。家にこもって読書が一番いい気がします。

 

さて、「凶悪 ある死刑囚の告発」を読了しました。

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こちらは小説ではなく、ドキュメント本になります。なので実際にあった事件なわけです。

 

この本を手に取ったきっかけは映画でした。山田孝之さんらが出演している映画、「凶悪」です。この本をもとに作られた映画ですが、映画を観たときに衝撃を受けました。人間とはここまで残酷になれるものなのかと。

実際にあった出来事とは思いたくなかった。私が平穏に暮している間、こんなにも悲惨な目に遭わされ、闇に葬られていた人がいるなんて、とても悲しく恐ろしかったです。

どんなホラー映画やサスペンス映画よりも恐ろしく、後藤死刑囚が告発しなければ被害者は葬られたまま、共犯であった先生が野放しにされていたなんて考えたくもありません。

 

大変ショッキングな映像があるため、二度と映画版の凶悪は観ないと思います。それでももう一度この事件に触れたいと思い、本を手に取りました。

映画は脚色されているのではないか。そんな気持ちがどこかにあったのかもしれません。

実際は映画の出来事は本当にあったと再確認することになったのですが。

 

どうすればこんな凶悪な人間が出来るのか、私には分かりません。ただ人間はどこまでも悪になれる。そしてそれは身近かもしれないと、まざまざ感じさせてくれる本でした。

なお主犯格である凶悪な二人はすでに判決が下されており、一般社会にいないことだけが救いです。

 

こちらの本や映画はショッキングなものとなりますので、閲覧は自己責任でお願いします。

特に映画版は迫真の演技も相まって、そんじょそこらのホラーより恐ろしかったです。子供には絶対オススメできません。(確かR指定もされていたはず)