貴族ヴァルトシュタインの不機嫌な友人 読了。

積み本、「貴族ヴァルトシュタインの不機嫌な友人」 著 加藤千穂美  を読了しました。

表紙から分かるように、ライトノベルです。女性向けですが、BLではありません。

うん、表紙の絵がキラキラしてる！普段の私なら手に取らない本なんですが、不意に読んだことのないレーベルの本を読もう！と思い、ビーズログ文庫を購入しました。

どうなんだろうと不安でしたが、結構面白かったです！

ビーズログ文庫さんの本を色々チェックしたんですが、基本は男女の恋愛物でキラキラしています。ファンタジーも多めかな？

私はどちらも読まないジャンルなので、もう少し手に取りやすい本を探した結果、この本の購入に至りました。

BLではありませんが、この本、女性がほぼでません！主要キャラは皆男性。なので恋愛もしません。中身はなんと推理サスペンス？

殺人事件が起こって、表紙の男の子二人が解決する物語です。うん、これなら普段読んでいるジャンルに近い。ちなみに舞台は18世紀ドイツです。

非常に読みやすかったですね。私は昔、コバルト文庫を好んでいた時期があったんですが、当時を思い出しました。漫画的といいますか、キャラクターで読ませるお話です。

殺人事件が起こりますが、残忍性もなく、推理も非常にあっさりでした。このあたりはやっぱり重視してないのかな？なんというか、推理サスペンス小説入門みたいな。

主人公の一人は命を狙われていたり、癖のあるキャラや主人公の良き兄貴分みたいなキャラ、謎の女装少年などキャラは目白押し。

今後の伏線らしきものが張り巡らされています。

……が、どうやらこの本、シリーズ化しなかったようで。主人公は宿敵と決着もつかず、謎もそのまま。それが悲しいなぁ。

実は続編出てるけど、私の調べが足りないのかな？続編知っている人がいたら、教えてくださいー。