ドロシイ殺し 読了
積み本「ドロシイ殺し」 著 小林泰三 を読了しました。
これは前に読んだ「アリス殺し」の続編?……それに連なるお話になります。
うん、結構面白かったです!タイトルにドロシイと付いているのでお分かりかと思いますが、今作の舞台は有名な「オズの魔法使い」でした。
オズの魔法使い……海外では人気のある童話らしいですが、日本ではどうなんでしょう?少なくともアリスよりは認知度が低そうです。私も大まかにしか知りませんでした。
でもこの本を読むに至って、オズの魔法使いを熟知する必要はあんまりないかなぁと。オズの国で殺人事件が起こるなんて原作ではないですし。キャラの名前や特徴くらい知っているとより楽しめるかもしれません。
面白い……は面白いんですが、正直アリス殺しほどの衝撃はなかったかな。キャラがオズの魔法使いになっただけで、アリスと雰囲気がよく似ているんですよ。それだったら日本人に多く知られているアリスのほうが、より世界に入りやすいと思います。
そしてこれは私が悪いんですが……これ著者の童話シリーズの第3巻なんですよー。つまり、2巻を飛ばしてしまいました!
「クララ殺し」というのが2巻らしいです。発売してるのは知ってたんですが、ドロシイに惹かれてこっちを先に購入してしまいました。
クララってあれでしょ、ハイジ!ならオズの魔法使いのほうが好きだしー……なんて思ってたんですが、よく調べてみるとハイジじゃないらしい。なんとくるみ割り人形がモチーフだとか!うーむ……オズの魔法使いより圧倒的にマイナーなような……。少なくとも私は名前しか知らないです。
私はこのシリーズを気に入ってるので「クララ殺し」も読む予定ですが、先にくるみ割り人形の下調べでもしておこうかな。