下鴨アンティーク アリスと紫式部 読了
積み本だった「下鴨アンティーク アリスと紫式部」 著 白川紺子 を読了しました。
どれくらい本棚で積んでいただろう……。この本を買った時はオレンジ文庫が二周年だったようです。今は何周年?
表紙に惹かれて購入した本だったのですが、面白かったです。京都が舞台で、着物がよく出てきます。私は着物に疎いので読んでだけでは想像がつかないのが残念。
お話は主人公が蔵に封印されていた訳あり着物を浄化?していく物語。念のこもった着物は柄を変えたり不思議なことが起こるので、それを元に戻すお話です。でもホラーだとか怖い雰囲気はなく、どれも綺麗なお話でした。
私は特に、主人公の祖母と祖父の恋物語がすごく好きです。とてもロマンティックで、不器用な二人に胸がきゅんとなりました。
主人公も年上の男性に片思いをしているんですが、この先どうなるのかなぁ。主人公と同じ年頃の青年の存在も、気になるところ。
このシリーズは7巻か8巻くらいまであるらしいので、また購入してみようと思います。
そういえば、挟まっていた栞がとても可愛かった。