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ビハインド・ザ・ホラー 読了

青土社から発刊されているビハインド・ザ・ホラーを読了しました。

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文芸書で2400円!ちょっと高いなぁと躊躇してしまう値段でしたが、どうしても読みたかったので購入しました。

 

内容はと言いますと、有名ホラー映画の元になった事件や犯罪者について書かれています。「羊たちの沈黙」のレクター博士はこういった犯罪者がいて、こういった経緯で生み出された……みたいな感じです。

 

私は映画のジャンルではホラーが1番好きで、とりわけ海外ホラーをよく観ています。(日本のホラーは有名どころを観てるくらい)

正直なところ、海外ホラーって大袈裟だったりグロいだけで怖くないなぁと思うこともあったんですよ。

ただそんな怖くなかった作品のバックボーンを知ると、めちゃくちゃ怖くなりました。というか実際の方が残酷……。人間ってこうも恐ろしいことができるのかと思いました。

 

心霊系ホラー映画のバックボーンでは実際にあったとされる事件を元に、心霊とトリックの両局面からの意見が書かれていたり、有名な鮫映画、ジョーズを連想させる事件があったりと、色々なホラー映画の背景をうかがうことができます。

歴史からインスパイアされたホラーなんかはとても興味深かったですね。一つの作品を生み出すのに、色々な知識が必要だというのはこのことかと感心させられました。

 

海外のホラー映画と事件ばかり取り扱った本なので、海外ホラー好きな方は是非読んでみてください。背景を知ると面白くなったり、ますます怖くなったり……事実は小説より奇なりだったりしますよ。