しあわせしりとり 読了
「しあわせしりとり」 著 益田ミリ を読了しました。
すごく良かったです!
益田ミリさんは「すーちゃん」シリーズなどの漫画形式と、エッセイの本があるのですが、今作は後者でした。
漫画形式の本は日常のモヤっとした部分や、ちょっと考えさせられる話が多い気がしますが、エッセイはどちらかというと、胸がほっこりするようなお話が多いと思います。
今作は特に、益田ミリさんの妄想だったり一人遊びだったりが多くて、そのどれもが可愛くてちょっと幸せに思えたり、私にとって良い本になりました。
個人的に印象に残ったのが、空があってよかったというフレーズ。悲しいときやむなしいとき、人間は空を見上げますが、空がなかったらどうしたのだろうというお話。考えてみたら、確かにどうしただろうと思いました。大きくて広い空を見上げると、むなしい気持ちも少し晴れたり、少なくとも息がしやすくなる気がします。空がなかったら……なんてこと、考えたことがなかったですが、確かに空があってよかった。作家は考えることが面白いなぁと思った出来事でした。