墓地を見おろす家 読了
積んでいた小説、「墓地を見おろす家」 著 小池真理子 を読了しました。
購入したきっかけは、多分ネットでおススメされているのを見て……かな?
感想としては後半に首をひねるシーンが多かったんですが、面白かったです!
読みはじめてすぐから漂うどんよりした空気。怖いシーンでもなんでもないのに、どこか気味が悪いです。
ネタバレになるようなことは避けたいのですが、前半は心霊もの。後半はSF的になります。なにも解決しないまま、なぜこの家でこんな現象が起こっているのか、主人公たちがどうなるのか、本当にわからないまま終わりました。
主人公も住んでいる土地で過去なにがあったのか調べたりするんですが、結局それが正解なのか分かりません。霊的なことならばそれが正解かなとも思えるんですが、結局はSFっぽいので……。色々なことが合わさって起こる現象なのかもしれません。
とりあえず、この物語の霊的なものは最強です。
お話の中に犬が出てくるんですが、我が家でも犬を飼っているのでハラハラして読んでました。飼い主に忠実なこのワンちゃんだけはなんとしても助かって欲しい!と。
想像力が必須なお話ですが、作者の筆力が高いのですごく読みやすいです。ホラー小説が好きな人ならおススメできるかも!
私はかなり楽しめたので、この作者の他の本も読んでみようと思います。