うみねこのなく頃に咲 プレイ完了
Switch版のうみねこのなく頃に咲をプレイ完了しました。
プレイ時間は130時間越え。アドベンチャーゲームとしてはかなりのボリュームです。
実は私、うみねこねなく頃にが大好きでして、初めてのプレイではありません。原作であるPC版、PS3版、PSP版、アニメ、コミック、一部のエピソードのみ小説、考察本、XBOX360版黄金夢双曲、そして今回のSwitch版。とにかく色々なうみねこに手を出しています。(ドルフィードリームというドールで販売された真里亞も持ってます……w)
それだけ何度もこの作品に触れていますが、やっぱり面白くて奥が深いと思いました。
うみねこは結構独特な作品でして、最初は魔法殺人に挑め!ミステリーVSファンタジー!といった推理物を押し出しているお話なんですが、途中からは魔法や魔女の意味、そしてその心を理解せよといったお話に変わります。愛を持って魔法や魔女を視よ、と。
この辺りがうみねこに賛否を呼んだ部分だと思います。ミステリーを期待してプレイしていたら、途中から真実を暴くことは愛のない行為だと言われはじめ、探偵側……ミステリー側は悪役のような扱いを受けるのですから。
ファンタジー側の気持ちを理解すれば真実を暴くのは無粋なんですけど、ミステリーとして楽しんでいた側からすればそりゃないよ……うみねこ風に言えば心を蔑ろにされた感じがしたとしても、おかしくはないです。
私も初回プレイ時はミステリー側でしたので、憤りを感じました。ただうみねこの世界の魔法は理解できるし、とても好きです。私もその魔法に何度も救われています。
こうやって書くとプレイしていない人はなんのことか分からないでしょう。そこは是非プレイして確かめてもらいたいです。
SwitchとPS4で発売されているうみねこになく頃に咲で全て遊び尽くせるんですが、エピソード7と8はコミック版を読んだ方が理解しやすいと思います。
エピソード7と8はそれまでのミステリーの解答なんですが、ゲーム版ではこれまできちんとゲームに挑んできた人なら理解できるよね、とぼかした解答しかしてくれないのです。原作であるPC版が発売されたときはそれで炎上したくらいです。
コミック版ではそれを踏まえてか、分かりやすい解答になっています。
正直このゲームはミステリーとしたら失格です。そんなのトリックじゃないと言いたくなります。犯人の動機も理解はしますが納得はしません。
ただ真実だけではない大切なものを、このゲームは教えてくれると思います。
興味のある方は是非プレイしてみてください。